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小黒一正法政大学教授の箴言
2022/08/15 08:26

「国債発行に頼るな!真の防衛力拡充のためにも財政基盤の強化を」と小黒教授は語っておられます。そして次のように指摘されています。
「2020年度末に946.6兆円だった国債残高は、2022年度末に1026.4兆円に達する見込みだ。新型コロナ対策などで政府が大規模な国債発行を行っても、今のところ国債金利は大幅に上昇せず、財政問題は顕在化していない。その理由は、日銀が長期金利を低位に誘導しているからだが、未来永劫それが出来るとは限らない。真の防衛力拡充のためには財政基盤の強化と、問題が顕在化する前に財政・社会保障の改革を進めておく必要がある。」
つまりは、2019年の消費税率10%への引き上げだけでは、追いつかないという事でしょうか。15%、20%覚悟しておかけなければ、日本の健全な財政には程遠いということなのでしょうか。それがほとんど防衛費増額に流れて行けば「富国強兵」ではなく、「富国不平」になるような気がします。

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