ペロシ米下院議長は現在８２歳、この年齢で大統領継承順位２位です。バイデン大統領は７９歳ですから、米国も高齢者依存が高まっています。そんな中での台湾訪問です。もともとこの方、民主党議員として中間選挙では落選する可能性があり、最後の自身の対中国に対する強硬主義を貫くためのパフォーマンス訪問のような気がします。いわゆる国家を思ってのことではなく最後のあがきを国費と使って行っているように思います。それに対して、中国は猛反発です。
中国の考えられる対抗措置は、①台湾海峡や台湾周辺へのミサイル発射②台湾の防空識別圏への大規模侵入③台湾海峡にある中間線の突破④軍事演習の大規模公開⑤経済・外交的措置といわれています。一人の権限を持った人間の行動で中国からは「遼寧」と「山東」の空母が、米国からは「ロナルド・レーガン」と「エーブラハム・リンカーン」という原子力空母が動きだす事態になっています。今後動向に注目です。